HARIO株式会社のグループ会社、株式会社ハリオ商事の新規事業として誕生した「Zebrang(ゼブラン)」。商品開発からブランドの展望、orosyの体験等を、営業 中村さん、orosy担当 由井さんにお話をうかがいました。
ハリオ商事はHARIO株式会社のグループ会社で、新規事業開発をミッションとして持っています。
昨今はキャンプやアウトドアに注目が集まる中、外で珈琲を飲んでいる人を多く見かけるようになりましたが、コーヒーを淹れる道具は古いものばかりでした。
そこで珈琲器具の専門集団である弊社が、アウトドアで飲むコーヒーを最高の体験にするための商品開発に着手し、徹底して考え抜いた商品を新ブランドとして発売しました。
アウトドアで淹れるコーヒーを最高の体験にすることをテーマにプロジェクトチームで議論を重ね、試作と検証を繰り返しました。
話し合っていくうちにこの商品にかける思いや存在意義まで考えるようになり、HARIO品の一部というよりも、新ブランドとして立ち上げていく方がコンセプトを明確にできて良いのではないかと思うようになりました。
商品作りだけでも大変ですが、新ブランド立ち上げになると、ロゴ決めから始まり、トータルデザイン、コンセプトやストーリー作りなど多岐にわたります。
発売日は21年10月26日と1年前から決めていましたので、皆がその日を目指して突き進んでいました。
商品コンセプトは、アウトドアコーヒーを最高の体験にするため「アウトドアに自由、そして“使う感動”を。」という言葉にしました。
当社からはこのような形で使うと良いですよ。というレシピや使用方法の推奨はしていますが、屋外では我々の想定を超えたシーンでコーヒーを淹れる人もいると思いますので、家でも外でも使いやすいよう収納性に優れ、軽くて持ち運びしやすいよう設計しています。
HARIOのV60はドリップの仕方によって味を変えられる自由度の高いドリッパーです。このドリッパーをシリコン素材で作り、コンパクトサイズに折り畳めて持ち運びできるようにしようというのが、Zebrang(ゼブラン)の始まりです。新しい素材と機構の組み合わせで、V60の機能を再現させることが非常に苦労した点です。
中村さん:ハリオ商事は少人数なので、全員さまざまな業務を兼任しています。
私は、ハリオにとって新分野であるアウトドア業界への営業活動をしたり、「アウトドアコーヒー」を新たな新たな文化にするための活動も行っています。フィールドスタイルという名古屋でのアウトドア展示会に出展者として2日間参加したり、GWにはキャンプ場「PICA富士西湖」様とコラボレーションをし、Zebrangを使ったアウトドアコーヒーのワークショップを行いました。
商品開発も担当しています。ハリオ商事は組織が小さく社長との距離が近いので、合意が取れればスピード感を持って商品化していくことができます。
この他、品質保証の業務も兼任し、商品がお客様の手元に渡った時に危険がないか、どういう説明書にしたらストレスなく、分かりやすく使用してもらえるか、なども日々考えています。
由井さん:web周りの営業、社内システムに関することを担当しています。もともと他社のBtoBオンラインサービスで商品を展開する立ち上げをしていたので、今回orosyさんから新規にお話があり専任担当になりました。
今後はアウトドアの専門店だけでなく、オーナーさまの考えが反映されたコーヒーショップや、地場で運営されているブランド力のある雑貨専門店さんにも卸していけたらと思います。
アウトドアコーヒーの魅力を知ってもらいたい、広めていきたいという、私たちの思いを理解してもらえるバイヤーさまとの出会いが期待できそうです。
初購入の小売店さんからの急な対応や週末のイベントで使いたいなどの要望があったときに、すぐにバイヤーさまがご購入いただけるようにorosyでスピーディに対応いただけるので助かっています。
直接お声がけいただいたバイヤーさまとの取引をorosyに移行する際も、バイヤーさまのorosyへの登録を短時間で行って下さり、取引がすぐできるので安心して移行することができます。
7/12に、ブランドストーリーとキービジュアルをアップデートしたブランドサイトを公開しました。
新しいブランドメッセージは「常識を超えて行け」です。
最高のコーヒー体験を提供するため、常識に捉われない商品開発をしていきます。